Accounting & “S+1/C-1″

発行日:2015年10月06日

「会計学」の話題を再び持ち出したことでオプションは面倒だと思われた方もいらっしゃるでしょう。あまりに難しく取らないでほしいと思います。「家計簿」を少し踏み込んでおぼえる程度に軽く入っていただければと思います。そのうちにきっと興味が沸いてくると私は楽観しています。オプションは皆さんのポケットにおカネをもたらします。その意味で誰もがオプションを利用することで稼げるのです。

“相場”(ここでは「売り」・「買い」に行為によってキャピタルゲインを得る行為という意味で用います。)の難しさを経験していると「誰もが稼げるということ」が信じられないだろうと思います。だから、これまでに幾度も繰り返して述べているのです:「私の述べているオプション」は違う、と。どう違うのかは前日にも述べました。

稼ぐということはおカネの入り(流入)を増やすことです。
例えば、皆さんが米国株式(現物)を100株保有しているとします。そして、それは無配当の銘柄であるとします。保有しているだけではおカネを生みません。皆さんがそのような株式を保有し続けるなら将来その銘柄の株価があがると期待しているというのがその理由でなければなりません。

ところが、オプションというしくみを利用して株価変動とは無関係にその無配当の銘柄からおカネを生み出すことができるのです。100株の保有に対して同銘柄のコールを売ることで皆さんの口座にキャッシュが入ります。それは立派に皆さんの“稼ぎ”です。

それがなぜ稼ぎであるのか、キャッシュフロー(資金の流れ)を説明してくれるのが会計学です。帳簿という難しく感じるなら家計簿でも小遣い帳でもいいでしょう。おカネの流れを押さえること、これが会計管理になります。

先週のレポートで“S+1/C-1”の取引例をあげました。
“トレーダー”はそのような単純な取引をバカにするきらいがあります。
しかし、私は皆さんに“トレード”について述べているのではないのです。
“S+1/C-1”は会計学側面からみれば非常に深い意味を持っています。
このような単純極まりない取引が皆さんのポケットのおカネをもたらしてくれるのです。その原理を会計学的に追究してみるといいでしょう。