options as a business
「オプション取引」の事業(ビジネス)としての構図(輪郭)を理解されたと思います。
そのような構図が見えれば皆さんはこの事業を継続ていけます。事業の構図としてはシンプルです。そして、その実行は一般的な他の事後と比べてずっと容易だといえます。誰もが“営業キャッシュフロー”(「売上」に相当)を手に入れることができるからです。
大事なことは基本的なしくみとそれに関する本質なことを深く掘り下げて理解することです。
以前に述べた「仮想的空間」(情報空間)や「物理的空間」、“デリバティブズ”としてのマネー、銀行の歴史といったことも「本質にかかわる問題」ですが、それらについてはまた取り上げてさらに踏み込んでお話します。
この事業は「“マネー”を作るプロセス全体」を管理ことです。それを楽しんでほしいと思います。
“事業”というとたいそうな響きがあるかもしれません。“トレーダー”の立場でマーケットに参加している人たちと区別するために“事業”ということばを用いています。事実、それは事業なのです。そして、誰もが営むことのできる事業です。法人をもち法人口座で取引をされている方はその意識が強いと思います。一方、個人口座で取引されている方はその意識が薄いか皆無かもしれません。個人口座で取引されている方は個人口座にご自分の気にいった名称(「〇〇商店」など)をつけて事業を営んでいるという意識をもつようにしてみてください。なんの事業か。「オプション取引」というより「保険事業」だとイメージしてみてください。オプション取引によって口座に入ってくる増えた分のキャッシュは「営業キャッシュフロー」です。この事業では誰も労せずして「営業キャッシュフロー」を獲得できます。
取引所に上場しているオプションの他に、保険取引のようにOTC(顧客と相対で行う)で取引されるオプションがあります。私は英国や米国で長くそのようなOTCオプションを取引してきました。海外の法律ではそれはまさしく「保険」です。かつて、米国ではS&P500オプションがOTCで取引されておりそれは“Portfolio Insurance” (「ポートフォリオ保険」)と呼ばれていました。しかし、それは本質的に、取引所に上場している株式オプションとなんら変わりはありません。だから、法律の扱いが違うものの、皆さんが取引されている株式オプションを「保険」と呼んでも本質的な意味において決して乱暴ではないのです。
「オプション取引」を実践するにあたって皆さんがそれを「事業」として扱うとオプション取引の実践に取り組む姿勢ががらりと変わってくるでしょう。皆さんそれぞれの資本の規模は異なるでしょうが、事業を営んでいるという意識をもつことで皆さんの世界が変わってくるはずです。規模は関係ありません。