aim of option strategies
“オプション”(「オプション取引」に関するしくみ全般を“オプション”と表示します。)を「売り」と「買い」の“トレード”によってキャピタルゲインを得るための道具として利用することもできます。たとえば、株式トレードの代替として“オプション”を利用することは可能です。そのような目的でオプションを利用することを私は否定しません。
しかし、私は既に掲げた例を用いて述べたように「銀行預金」のような万人向けの金融取引としての“オプション”を説きたいと思います。そのような“しくみ”をより多くの人たちに利用してほしいからです。
「取引」には本来“相手”が存在します。取引所に上場しているオプションを「上場オプション」(英語では“listed options”と呼びます。)の取引では相手が見えませんが、自分の取引するひとつひとつのオプション取引にはそれぞれ相手がいるとイメージしてみましょう。取引形態は「オーバー・ザ・カウンター」ではないのですが、そのようにイメージします。それは取引の本質を知る上で大事なことです。また、実践上も見逃せない点です。「オプション取引」とは二者間の契約であり、その取引には契約の相手がいるのです。「オプション取引」において自分におカネが支払われるとき、支払う相手がいるということです。
そのような契約を交わすことが「オプション取引」であり、契約の種類が「ストラテジー」です。契約にはいくつかの種類があり、複数の契約を組み合わせることができます。「契約を交わす」というと、その言葉には「事業を行っている」という響きがあると思います。そうです!オプション取引は一種の事業といっていいでしょう。言葉ほどたいそうなことではありません。誰もが営むことのできる事業です。手持ちの資金(自己資本)の多寡にかかわらず、法人・個人を問わず、事業として取り組んでみましょう。これは誰もが報われるビジネスだと思います。
「オプション取引」は二者間の契約であると述べました。“二者”の一方は「キャッシュの出し手」でもう一方は「キャッシュの受け手」です。「キャッシュの受け手」は約束を守ること(「債務履行」といいます。)を条件にキャッシュを受け取ります。
私の勧める「事業」はキャッシュの受け手となるストラテジーを組むことです。複数のストラテジーを組み合わせることができますが、その場合も最終的なキャッシュの受け手になるようにアレンジします。