strategies of options

発行日:2015年08月18日

「銀行預金」と「オプション取引」を同列に並べて語ることには少なくない無理があることは承知しています。「オプション取引」には単純な銀行との取引とは比べようもない多くのからくりがあるからです。しかし、それを承知の上で、このように比べて論議するのは「オプション取引」のもつ煩雑性や複雑性から一度離れて両者に共通する本質的な“しくみ”に着目してほしいからです。
今日の金融の世界は「仮想的現実」です。それについては既に幾度か述べましたが十分に語りつくされていないので別の機会にその話題に戻る予定です。金融のしくみは物理的な機械のしくみとは違います。それは概念によって成り立っています。「オプション取引」ではそれが顕著ですが、金融のしくみにおいて中心的な役割を果たしているのは“銀行”というエンティティ(存在)です。“マネーフロー”(おカネの流れ)は“銀行”を介して行われるからです。その意味で敢えて「銀行預金」と「オプション取引」を並べてみたのです。
ここで「オプション取引」の技術的なことに触れます。
「オプション取引」には種類があります。オプションそのものにも「コール」と「プット」の2つの種類があります。その種類を「ストラテジー」といいます。日本語では「戦略」と訳されるその単語は日本語では誤ったイメージを与えかねないので英語(カタカナ)で「ストラテジー」と表示することにします。「ストラテジー」については別途より詳細にお話します。
「オプション取引」によって「銀行預金」の利息収入に相当する会計上のインカム(収入)を先取りすることができます。そのインカムは取引後に取引口座に振り込まれる紛れもないキャッシュです。
「銀行預金」と異なるのは最終日までの間に利率が変動するということです。それは確定利回りではないということを意味します。「銀行預金」より煩雑で複雑な部分はキャッシュを管理する必要があるという点です。
しかし、それを“マネー”を作るプロセスの一部として扱うなら「オプション取引」は控えめに言っても非常に魅力的な金融の“しくみ”といえるでしょう。