mechanism of options
以下は“オプション”を習い始めたばかりの方を対象に述べたものですが、すでに“オプション”について十分な知識のある方も目を通してみてください。
まず、“オプション”を難しく考えないでほしいとのです。
“オプション”についての十分な知識のある方にはとって乱暴なほど雑に聞こえるかもしれませんが、以下に述べてことは真面目な論議です。これまで述べてきた“オプション”はトレードの専門家が扱うような“オプション”でないことは再三述べてきました。
「“オプション”を「銀行預金」のように扱っている。」と述べたのですが、これについても真面目に語ったのです。「銀行預金」でなければ「債券」です。「銀行預金」と「債券」は異なりますが、投下資金に対して利息収入を得るという点では同じです。いずれも「金融商品」というより概念によって成り立っている「しくみ」と考えます。「金融」についても難しくとらないで、おカネを扱うこと全般と捉えます。
そこで、“オプション”を「銀行預金」や「債券」と同列に扱い、投下資金に対して利息収入を得るための概念によって成り立つ「しくみ」と考えます。“概念”とはアイデア(考え)を意味します。オプションによって得られる収入は金融法上「利息収入」として定義されたものではありませんが、実質的にキャッシュを得るという点では同じです。管理会計上は「収入」として扱うことができます。
そのような「しくみ」を知っていれば、「銀行預金」のような感覚で銀行におカネを預けて収入を得た経験のある人なら、たとえ子供でも、“オプション”によって収入を得ることは可能です。もちろん、“オプション”には表面に現れていない“からくり”がいくつもありますので、それは「銀行預金」ほど単純ではありません。しかし、本質的な原理としては、いずれにも新たにキャッシュを生む“からくり”が働いています。
取引所で取引される“オプション”は取引相手が見えません。だから、取引の構図が見えにくいといえます。「銀行預金」は銀行との間でカウンターを挟んで行われる(オーバー・ザ・カウンター)二者間の「取引」です。実は、“オプション”も取引所で行われるものの(オーバー・ザ・カウンターではないもの)、実質的には、二者間の「取引」の構図になっています。皆さんはブローカー(証券会社)と取引をするではありません。ブローカーを介して、取引相手と取引をします。その取引の場所が取引所であり、そして、それをブローカーが仲介しているという構図ができています。
“オプション”でも「売り」(sell)、「買い(buy)」という言葉が用いられます。それは単なる用語など理解しましょう。本質を理解するなら、それを「売り」、「買い」とみるより「資金の出し」と「資金の受け」と見なした方がいいというのが私の考えです。これについては引き続きお話します。