seignorage and Greece Crisis

発行日:2015年07月10日

ギリシャ問題に絡んで興味深い記事を見つけたで紹介したいと思います。以下は元三菱経済研究所のエコノミスト高橋乗宣氏が「日刊ゲンダイ」に寄稿した記事からの引用です。
「反緊縮派の勝利で、ギリシャのデフォルト(債務不履行)がいよいよ現実味を増してきたが、日本の債務状況は欧州の老大国以上に深刻なレベルに達している。
 ギリシャの政府債務残高は2015年3月時点で3130億ユーロ(約42兆円)。対GDP比は177%だった。一方、日本の政府債務残高は1000兆円を超え、対GDP比229%と、数字上では破綻国家ギリシャをはるかに凌駕している。
 かような危険水域に達しながら日本が破綻を免れているのは、ギリシャが手放した権利を保有していることが、大きな理由のひとつだ。つまり、通貨発行と金融政策の自主権である。」

以上の話の中で私の目の惹いたのはギリシャ問題というより「ギリシャが手放した権利を保有していることが、大きな理由のひとつだ。つまり、通貨発行と金融政策の自主権である。」という箇所です。

以前オプションやデリバティブズに関連して「通貨発行権」の話をしました。それは国家(支配者)が持っている巨大な権力の一つです。これによって彼らは自分たちの都合で実体のないおカネを自由自在に増やすことができます。

もう一度「通貨発行権」について考えたいと思います。“マネー”のからくりを知りたいからです。