volatility spike
前日の引き続き「“エネルギー”としてのマネー“」について述べる予定でしたが、「ギリシャ危機切迫」というニュースが飛び込んできたので今回はそれについて述べることにします。
現在実行しているオプション戦略において私は世界情勢やマーケットの状況を株式投資家やトレーダーほど気にしていませんが、現在マーケット関係者やメディアが声高く取り上げている“ギリシャ危機”をまとめると以下のような内容です:
「ギリシャのチプラス首相がEU(欧州連合)などの債権団との金融支援交渉が決寸前となり国内金融システムへの不安が急激に高まったことを受け、ギリシャの営業停止、預金の引き出しや送金の制限など資本移動の規制を導入すると明らかにした。週明け29日から適用する。」
これはもちろん世界の金融マーケットに不安を扇ぐ内容です。世界各国の平均株価の急落が予想されます。それはボラティリティが増加することを意味します。低い水準にあったボラティリティが短期間でジャンプするように大幅に増加する現象を“ボラティリティ・スパイク”といいます。金融マーケット参加の間に不安が走ったときに見られる現象です。それは平均株価のオプションボラティリティにおいて顕著で、他の多くの個別株銘柄のオプションにも波及するのがみられます。
一般の株式投資家が不安にかられている状況下では、オプションマーケットの参加者にとってむしろチャンス到来といえます。なぜなら、ボラティリティの増加はより多くのキャッシュを稼げる状況だからです。