virtual reality and reality

発行日:2015年06月04日

私が最近指導しているオプションの実践は以前のオプションへのアプローチとは全く違います。表面的には同じオプション内容のポジションを取るので教え方が変わったのだという印象を与えるかもしれません。実は本質的に全く違うのです。このことを知らないとオプションをスペキュレーション(“トレード”)の道具としてしか扱えないでしょう。

私はオプションをオプションとして扱っていないのです。つまり、金融マーケットに携わる人たちが知るブラックショールズ・モデルに代表される小難しい理論のベールに包まれた金融商品として扱っているわけではないのです。私はオプションを“デリバティブズ”として扱っています。オプションはそれに含まれる金融商品の一つにすぎません。“デリバティブズ”は日本語で「金融派生商品」と呼ばれます。その言葉は本質を衝いたものではありません。私はそれを「仮想空間」(情報空間)の中で作られた金融商品として捉えています。

そこで、「仮想空間」を知る必要があります。これについて既に述べました。その説明だけでは十分ではありません。「仮想的現実」と「現実」について考えてみる必要があります。その中で“マネー”はどう介在するのか・・・これについても考えてみたいと思います。私はオプションの教え方を変えているのではありません。オプションへのアプローチがまったく異なるのです。オプションについて、オプションを超えたところから見る必要があります。