banking business and inventing money

発行日:2015年05月12日

前回「シーニョレッジ」の話を紹介しました。
通貨発行権は政府銀行(中央銀行)に与えられた特権です。
では一般の銀行はどうなのでしょうか。

以前銀行の歴史を紹介しました。以下の話を思い出してください。
****************************************
現在のような形態の銀行が誕生したのは、17世紀ごろのヨーロッパにおいてだったと言われています。当時のヨーロッパでは貿易の拡大によって商業取引が盛んになり金が決済に使われそれを大量に保有する商人が多く出てきました。大量の金の保有するのは危険なのである特定の人たちに預けることになったのです。今日でいう「預金」に相当するものです。そして、その“特定の人たち”とは「ゴールドスミス」と呼ばれる金細工商でした。彼らは金庫を所有していたのです。
そして、「ゴールドスミス」は自分たちに金を預ける顧客に「預かり証」を発行しました。
ゴールドスミスたちはある面白い事実に気づきました。それは、金を預けて預かり証を受け取る人は多くいるものの、預かり証を持参して金を引き出す人がほとんどいないという事実でした。かれらはその事実を利用することにしたのです。つまり、架空の預かり証を発行して人に貸し付けて利息を稼ぐことを始めたのです。
****************************************
実は市中銀行にもシーニョレッジに類似した特権があるのです。

では私たち一般人はどうでしょうか。
“デリバティブズ”との類似性を探ってみましょう。
忘れてほしくないのはオプションもまた“デリバティブズ”だということです。