virtuality
皆さんは「バーチャル」という言葉をご存知だと思います。英語の“virtual”で「実体を伴わないさま。仮想的。疑似的」という意味です。バーチャルは”ウソ“という意味ではありません。現実に存在するものの、実体が伴わないものを指していいます。
オプションをはじめとするデリバティブズがそうです。そして、今日的“マネー”が同様にバーチャルな存在なのです。
世の中が大きく変わったということです。私たちはもはや「物理的空間」ではなく「仮想的空間」の中で生きているのです。情報社会がまさにそれです。オプションや今日的“マネー”はまさに情報社会が生み出した産物だといっていいと思います。
そして、バーチャルな世界が生み出す“マネー”の量は私が普段の生活においてみている実体の伴う物理的な対象物として紙幣や硬貨の量よりずっと多いのです。そして、その増加スピードも「物理的空間」のものとは桁違いです。
オプションを“モノにする”には「物理的空間」の中でその仕組みを知ったところで十分ではないのです。これが私はこれまで執拗にはマネーや金融の本質、デリバティブズの本質といったものにつて繰り返し述べてきた理由です。
マーケットのこと、銘柄のこと、そして、オプションの仕組みを知る以上に仮想空間の中に存在する金融の本質を知ることの方がずっと重要です。なぜなら、皆さんがオプションの実践を通じて手にする“マネー”はまさに仮想空間の中で生み出されるものだからです。