no071019

発行日:2019年07月10日

<メッセージ>

No070819のp.5に掲げたハンドの解説の意図がうまく伝わらなかったように思われます。

JUL10C−1 @6.50/17P−1@1.75 @25C+1@0.25

↑上記ハンドの数式から同ハンドから得られる収益がすぐにわかると思います。
100ドルです。1.75のうち0.50(=17.00−16.50)はイントリンシックタイムバリューです。25ドルはハンドを維持するためのコストです。(マージンもハンドを維持するために必要ですがそれはコストではなく保証金です。25C+1はマージンを抑えるための対処です。)

125ドル(=175−50)がタイムバリューです。同ハンドはそのタイムバリューを収益として取得するためのハンドです。25ドルのコストを差し引くと100ドルが残ります。それを当初から収益として会計上計算に入れています。

JULの数値が減少し17Pのバリューが3.00に達した状況について考えます。3.00であるとき、JUL10Cが4.00であれば理論値通りです。17Pのバリュー3.00は17.00と14.00の差(17.00−14.00)でイントリンシックタイムバリューです。この時点で17Pに当初含まれたタイムバリュー1.25は0.00となりました。17P−1をフォールドすると125ドル[=(3.00−1.75)*100]のロスになります。その分が10Cの価値に移っています。その時の10Cのバリューが理論値通り4.00であるなら、10C−1 @6.50のハンドを決済すると250ドル[(6.50−4.00)*100]の利益が出ます。250ドルから125ドルを差し引く125ドルの収益になります。それからさらに25ドルのコストを差し引くと100ドルになります。その時に、25C+1を0.05でクローズし5ドルを回収すると105ドルが手元に残ります。(実際のところ、JUL10Cは一時4.00で取引されています。)

期日前にフォールドすることの合理的な判断は全て理論値で決済し、当初の数式が示す通りの収益が確定できるかどうかです。その場合ランオフしても同じになります。なぜ、期日前にフォールドするのかは期日前にランオフと同じ状態に達してしまったからです。

参考までに
理論値の4.00ではなく4.30で10C−1をフォールドし当初の予定より30ドル収益が少ない場合はどう考えるべきか・・・30ドルはローテーションによって埋まります。
ローテーションは必ずしもAUGで実行する必要はありません。JULの残存日数があるなら同じJULにローテーションを実行することが可能です。その例が本レポートに書かれてあります。

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数字に大分慣れてきたでしょうか。
ナンバーオペレーションにおいて大事なのはマトリックスとバリューチェーンの数字(数値/価値)の関連性を理解してハンドを組み立てて操作することです。

マトリックスの数値や数値構造の性質およびそれらのカラクリ(カラクリの中で最も重要なのは「連続性」と「循環性」です。)、さらに、マトリックスとバリューチェーンの数字(数値/価値)について理解を徹底することです。

「ナンバーオペレーションはここからが最も面白い。」と述べた意味が次第に実感されていくでしょう。

バリューチェーンはまるで宝箱です。多くの魅力に満ちています。
元はマトリックスの数値/数値構造からできているのに、バリューチェーンの数字が独自の世界を作っているのではないかと錯覚してしまうほどです。