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発行日:2018年05月08日

<PART I>


「口を酸っぱくして言う」という日本語の表現があります。それは「同じことを繰り返して言うさま、念を入れて何度も繰り返し述べる様子を形容する表現。」という意味で、 多くの場合、注意や訓戒の言葉などを指します。

「ナンバーオペレーションは“相場”ではない。」というこれまで私が幾度となく述べてきた言葉がまさにそれです。

私はこの言葉をなぜ幾度となく繰り返すのかというと、ナンバーオペレーションを“相場”のように扱い失敗してゲームからの撤退を余儀なくされた方々が少なからずいるからです。“相場”の世界にどっぷりと浸かってきた人がナンバーオペレーションに取り組む際に最初にしなければならないのは俗にいう「頭の切り替え」です。それはそのような人にとってパラダイム(世界観)を変えることを意味するので苦痛を伴います。

“相場”とは「価格」を意味します。株式投資家、株式トレーダーといった相場経験者はそのような「価格」の変動を相手にしている人たちでその経験が長いほどナンバーオペレーションにとっては大きな妨げになる傾向にあります。ナンバーオペレーションで扱っている数字の全てが「価格」ではないからです。「高値」・「安値」などという概念はナンバーオペレーションには全く当てはまらないのです。ナンバーオペレーションで扱う数値・価値は「変化率」という数学的・物理学的概念からきているということを思い出してください。

金融や投資に疎い方、“相場”の未経験者あるい“相場”の経験の浅い方にナンバーオペレーションの成功者が多いのは上述のようなハードルが初めからないからです。ナンバーオペレーションを習得するのに学歴や経歴は関係ありません。誰でも習得することができます。しかし、過去に“相場”にどっぷりと浸かった方は私の“酸っぱい言葉”に素直に耳を傾けていただきたいと思います。

「フェルマーの最終定理」(Fermat’s Last Theorem)に触れました。
多くの数学者がこれに挑みましたが、1世紀もの間証明できませんした。そのような数学者は1世紀もの間“数”と戯れて無為に時間を過ごしてきたのかというとそんなことはありません。結局それを証明できなかった数学者もその難問に挑む過程で今日中学校や高校の数学の教科書にでてくるような数式、公式の多くが生み出し数学の発展に寄与したのです。その意味ではフェルマーは多くの遺産を世に残したと言えます。その中には、オプションの理論値を算出するのに必要な概念や数式の一部も含まれています。

ナンバーオペレーションは「数学のゲーム」です。
(“ゲーム”の意味に関して、ここでは「オペレーション」と置き換えてください。)
ナンバーオペレーションの背景にある数学や物理学の理論は完璧です。私たちはそのような強固な理論に支えられているのです。

ナンバーオペレーションに習得するのに、あらめたて数学や物理学を学習する必要はありません。「フーリエの定理」(フーリエ変換、フーリエ解析)や三角関数といった物理学・数学の理論に触れますが、特にそれらについて学習する必要はありません。ナンバーオペレーションで扱う数字(数値・価値)には大きな力が働いていることを知っておいてほしいのでそのような理論に触れます。