no101017

発行日:2017年10月10日

<PART I>

私がナンバーオペレーションを投資・投機の専門家(プロ)ではないごく一般の人たちを対象にしているのはそのような人たちとともに一緒に道を切り開いていきたいからです。ナンバーオペレーションがそのような方々の生活や事業の支えになればと願っています。

私自身に関して言えば、ナンバーオペレーションについての経験が皆さんより長いのでその分だけ先を歩んでいるだけです。ナンバーオペレーションはとても奥が深い世界です。それをマスターするということは自然科学を極めることを意味します。私たちにできることは一定の水準まで近づくことだけです。その水準に近づくための努力はとても貴重で価値があると信じています。私たちの生活にとって切実な“マネー”を創出するとともに生活に潤いや豊かさをもたらす多くのことを学べるからです。

先日、Quantum Physics (=クウォンタム・フィジクス、量子論)の話に触れました。それは現代物理学の大きな柱の一つです。ナンバーオペレーションはそれと関係があるというのが私の見立てです。これまでもナンバーオペレーションの実践に絡めて数学や物理学の話に触れてきました。その分野が苦手の方もいらっしゃると思いますが、私がお話しする内容は皆さんが学校で経験された教育とは違います。だから、数学や物理学の分野に苦手意識を持っていらっしゃる方も一緒についてきてください。やがて視界が広がっていくと思います。数学や物理学の教科書を手にしてあらためて学習する必要はありません。一方で、興味のある方はやさしく書かれた量子論の本を読まれるといいでしょう。ナンバーオペレーションの世界が宇宙であると感じられると思います。

ナンバーオペレーションの実践にとってそんなことどうでもいい、意味がないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は思い出してください、ナンバーオペレーションは「思考のゲーム」であるということを。“思考”とは何でしょうか。それを“概念”と同義として扱ってくださいと述べました。ナンバーオペレーションは「思考力を競うデーム」ではないとも述べました。「思考のゲーム」の意味を考えてほしいと思います。

ナンバーオペレーションは自然科学に基づいていると述べました。自然科学とは何でしょうか。あるいは自然科学の“自然”とは何でしょうか。それに触れる必要があります。

「自然科学」の対極にあるのは「社会科学」です。それらは決して対立しているわけではありません。むしろ、相互に関連しあっています。だから、本来それらの2つの科学の領域に線引きをするのは正しいとは言えません。しかしながら、それらはパラダイムが異なります。“パラダイム”とは英語の“paradigm”に由来し一言で表現するなら「思考の枠組み」を意味します。ただし、そのような短い言葉で表現できるほど単純ではありません。

一般用語としてのパラダイムは「規範」や「範例」を意味する言葉で、科学史家
トーマス・サミュエル・クーン(Thomas Samuel Kuhn)がScientific Revolution (科学革命)で提唱した”paradigm” (パラダイム)の概念が拡大解釈されても用いられるようになりました。「認識のしかた」、「考え方」、「支配的な解釈」、「常識」などの意味で用いられています。

ところで、「自然科学」と「社会科学」は日本の学校教育の世界では「理系(理科系)」、「文系(文科系)」として区別されています。私はそのような呼称(「理系」、「文系」)に違和感を持っています。「自然科学」と「社会科学」の違いはパラダイムの違いにあります。そのパラダイムの違いによって異なる価値観が形成されます。

「自然科学」と「社会科学」の違いについて述べるとき、私はよくこのような例をあげます。
両腕を前に伸ばして1メートルの幅を作ってください。その幅(長さ、空間の距離)は地球を離れて月でも火星でも同じです。今度は、地球の外に存在するある惑星に地球上の知的生物である人間と同じく高度な知的な生物が存在し社会を作っていると想像します。(想像上の話です。)その社会には地球の人間の社会と同じ経済や政治のシステム、法律(社会的ルール)が存在すると想像できるでしょうか。1メールの幅(長さ、空間の距離)が地球外でも同じであると言えるほど、上記の問題は単純ではないことが容易に想像できると思います。地球内でも、1メートルは日本でもアメリカで中国でも同じです。一方、経済や政治のシステム、法律(社会的ルール)は地球内においてさえ国や地域が異なれば違うのです。

以上の例によって伝えたいことは、自然科学は普遍性に基づいているということです。一方、社会科学はそうではないということです。その普遍性は地球外においても通用する概念を意味します。

ちなみに、「普遍的な」を意味する英語は“universal”(ユニバーサル)で、”universe”(ユニバース、「宇宙」という意味があります。)の形容詞です。つまり、「普遍的な」とは「宇宙的な」という意味なのです。

日本語で「宇宙」というと多くの人たちは「地球外」を想像すると思います。地球内にも「宇宙」は存在します。宇宙を英語で”universe”と言いますが、”space”(スペース)とも言います。後者は空間を意味します。

以上から私が「ナンバーオペレーションは自然科学に基づいている。」と述べた意味が見えてくると思います。

では、自然科学の「自然」とは何でしょうか。
ナンバーオペレーションの数値や価値に覆われたベールを剥ぐには「自然」をを理解する必要があります。引き続きこれについてのお話しします。

15.35
14.75 0.60
14.35 0.40 1.00
13.15 1.20 1.60 2.20
12.55 0.60 1.80 2.20 2.80
10.85 1.70 2.30 3.50 3.90 4.50

(as of 10/6)

上記のマトリックス1の表は分析用に利用し、VIXOを用いたオペレーション用に下の表に作成し直しています。そうすることで例えばVIXOCTをVXXのように扱います。VIXOCTの価値は1085(=1ユニットあたり1085ドル)で、VXXの価値は37.08(=1ユニットあたり37.08ドル)です。

VIXOCT VIXNOV VICDEC VIXJAN VIXFEB VIXMAR
VIXMAR 1535
VIXFEB 1475 60
VIXJAN 1435 40 100
VICDEC 1315 120 160 220
VIXNOV 1255 60 180 220 280
VIXOCT 1085 170 230 350 390 450
12.06
7.02 5.04
24.45 -17.43 -12.39
20.17 4.28 -13.15 -8.11
10.12 10.05 14.33 -3.10 1.94
16.48 -6.36 3.69 7.97 -9.46 -4.42
15.67 0.81 -5.55 4.50 8.78 -8.65 -3.61
37.08 -21.41 -20.60 -26.96 -16.91 -12.63 -30.06 -25.02
37.08 0.00 -21.41 -20.60 -26.96 -16.91 -12.63 -30.06 -25.02

(as of 10/6)