no071817

発行日:2017年07月18日

<ANATOMY OF NUMBERS/VALUES FOR NUMBER OPERATION AND ITS HANDLING>

今週からレポーティングのスタイルを変えます。

ナンバーオペレーションの技能を身につけオペレーションとハンド操作の技術を向上させるべくその方向に進んでいきたいと思います。これまで<OPERATIONAL MESSAGES>(OCFC通信)においてナンバーオペレーションの実践に必要な知識を身につけていただくことを目的に理論的背景など様々な情報を提供してきました。そのような情報は必要に応じて引き続き提供しますが、今後は技術面に力点を置いてオペレーションやハンド操作につながる分析的な内容を提供します。

そこで、<OPERATIONAL MESSAGES>(OCFC通信)をやめ、<ANATOMY OF NUMBERS/VALUES FOR NUMBER OPERATION AND ITS HANDLING>のタイトルでOCFCレポートとして日々配信(更新)することにしました。「ナンバーオペレーションとそのハンド操作の為に数値・価値をどのように見るか」という意味です。この中でマトリックス1、マトリックス2及びレクタングルの数値及び価値を解析しオペレーションとその操作を扱い解説します。

また、従来のOCFCのレポートに掲載していた<ANALYSES OF MATRICES/RECTANGLE AND OPERATIONS>は<HOW TO PUT NUMBER OPERATION INTO PRACTICE>のタイトルに変更し、その中でナンバーオペレーションの実践について述べ解説します。<HOW TO PUT NUMBER OPERATION INTO PRACTICE>では上記の<ANATOMY OF NUMBERS/VALES FOR NUMBER OPERATION AND ITS HANDLING>に対して付加的な内容を扱います。

VIXYが4:1でスプリットが実施されました。
“スプリット”は数学的な価値の操作です。
7/14現在のVIXYの価値は”10.00”でした。同価値は7/17に40.00に引き上げられました。VIXYを含めたハンドを持っている方は数量を確認してください。価値が増加したことで驚く必要はありません。数量は4分1に修正されているはずです。

例えば、“VIXY-100 @10.00”のオペレーションをスプリットの直前に実行した場合、以下のように修正されます。

VIXY-100 @10.00→VIXY-25 @40.00 となります。

上述のようなスプリットを数学に喩えるなら、こういうことです:
長方形の面積を一定にして縦の長さと横の長さを変える操作。
縦の長さをVIXYの価値、横の長さを数量に置き換えてみてください。“面積”は同じになります。

なぜ、このような操作(スプリット)が行われるのか。
「すべてがNになる」の原理通りに価値が実際にNになってしまうともはやそのシンボルを対象にしたオペレーションの実行が不可能になってしまうからです。

このようなスプリットは私たちに“数学の不思議な技”を教えてくれます。0.0001と0.00001の間に無限の空間が存在することを教えてくれます。数学的技術によってマネーを際限なく作ることが可能であることを教えてくれます。

ナンバーオペレーションが最もそれらしい要素を含んでいるのはマトリックス2のシンボルであると私は考えています。価値を自由に作れるからです。

最近入会された会員の方にとってはハードルが一気に上がりますがついてきてください。心配には及びません。理論的な理解は後に回しても大丈夫です。理論的な背景などは必要に応じて表現を変えながら繰り返し解説します。

下表は7・14現在のマトリックス1です。

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
JUL AUG SEP OCT NOV DEC
VIXF(6) DEC 14.40
VIXF(5) NOV 14.20 0.20
VIXF(4) OCT 13.70 0.50 0.70
VIXF(3) SEP 12.95 0.75 1.25 1.45
VIXF(2) AUG 12.00 0.95 1.70 2.20 2.40
VIXF(1) JUL 10.60 1.40 2.35 3.10 3.60 3.80

表の中の数値と価値をじっくり観察してみましょう。

私が着眼した数値及び価値は以下の通りです:
VIXF(1)=JUL10.60
VIXF(2)^VIXF(1)=AUG^JUL=1.40
VIXF(3)^VIXF(2)=SEP^AUG=0.95
VIXF(6)^VIXF(5)=DEC^NOV=0.20

VIXF(1)であるVIXF(JUL)の数値はどの位置にあるのか、それを確認してみましょう。

△ABCに着目してみましょう。

△ABCはVIXF(1)/VIXF(2)/VIX(2)^VIXF(1)の構造を表しています。
△ABCの点Aは(1, VIXF1=JUL )です。

Aの位置を確認してましょう。
10.60 〜16.30は昨年末から現在(7/14)の期間において点Aが動いた範囲です。

7/14現在点Aは最も低い位置にあります。
そこで、VIXO(JUL)10C-1/(AUG)10C+1タイプのハンドを持っているなら一度決済して利益を確保したいと思います。JULの期日が迫っているのでちょうどいいと思います。

次に、VXX、VIXY, VIIX, TVIXを含んだハンドも全部または一部を閉じてJULが期日を迎えて消滅してAUGがVIXF(1)に循環してからもう一度オペレーションを再開したいと思います。この過程で実現益が出ますが“喜び”はとっておいてください。ナンバーオペレーションはその程度のことを目的にしているのではないのです。そのような利益は一連の操作における会計上の現象に過ぎません。ナンバーオペレーションの最終的な目的はバンスシートを拡大させることです。

“VIXF(3)^VIXF(2)=SEP^AUG=0.95”はJULが期日を迎え消滅するとVIXF(2)^VIXF(1)=SEP^AUGに“循環”します。0.95は微妙な価値水準が、SEP10C-1/AUG10C+1 (11C-1/11C+1)についても一部または全部を決済して結構です。

新規に実行するならVIXF(6)^VIXF(5)に着目したいと思います。
DEC^NOV=0.20

VIXOを利用しオペレーションを実行している方は、今後、“10C-1/10P+1”のハンドの代わりに、
”C-1/P+1//C+1/P+1”のハンドをおぼえてほしいと思います。

その理由は以下の通りです。
マトリックス1のVIXF(1)〜VIXF(6)の6個の数値が全般的に低くなってきました。VIXF(1)が10ポイント台まで減少しました。10ポイントの水準は最も低いのですが、将来VIXF(1)が10ポイントを切り9ポイント台に突入することはないとは言い切れません。その可能性を考慮して、これまで10ポイントが最も低いストライクプライスだったのですが、9ポイントのストライクプライスが出てきました。それに伴い10Cや11Cの理論値が推測しづらくなってきました。これまでは、例えばVIXF(1)=12.00の時、VIX0(1)10C-1=2.00として容易に理論値が推測できそのような理論値でオペレーションを執行できました。今後このようなことが困難になる可能性が出てきます。いや、すでにそうなりつつあります。

これまで私はナンバーオペレーションの実践のためにあらためてオプションを学習する必要はないと述べてきました。その考えは変わりません。ナンバーオペレーションではVIXOはあくまでもVIXFの代替です。

そこでこのように理解してください。
VIXF(6)-1 @15.00=VIXO(6)15C-1/VIX0(6)15P+1
VIXF(6)+1 @15.00=VIXO(6)15C+1/VIXO(6)15P-1

CはCall、PはPutです。
15C及び15CPの”15”はVIXFの数値に合わせます。VIXFが15.50ポイントの場合は、VIXOに15.50がないなら、15Cまたは16C、15Pまたは16Pを選びます。また、15Cや15Pのオペレーションを実行する場合、BID-ASKが出ていますのでその中間に指値して実行します。C-1/P+1やC+1/P-1はVIXFの数値の変化に100%連動します。

例えば、
VIXF(DEC)-1 @15.00を実行する代わりに、

VIXF(DEC)15C-1 @2.50/VIXO(DEC)15P+1 @3.00を実行したとします。
この場合の”15C-1/15P+1”の価値は(2.50-3.00)=-0.50です。
(VIXOのC-/P+はの-/+はキャッシュフローを表わすので、2.50-3.00の計算になります。)

VIXF(DEC)の数値が14.00に減少した時、
VIXF(DEC)15Cの価値が2.50から2.00に減少
VIXO(DEC)15Pの価値が3.00から3.50に増加

15C-1/15P+1の価値は(2.00-3.50)=-1.50です。

当初の15C-1/15P+1の価値は-0.50から-1.50へと1.00減少しました。
つまり、VIXF15-1とVIXO15C-1/15P+1が連動するということです。

同様に、
VIXF15+1とVIXO15C+1/15P-1は連動します。

そこで、DEC^NOV=0.20に基づくオペレーションを実行してみたいと思います。

“VIXF(NOV)-1/VIXF(DEC)+1”の代わりにVIXOを利用します。

(VIXF(DEC)=15.00の時、VIXF(DEC)-1は15,000ドルの価値についてマイナスオペレーションを実行することを意味します。一方、VIX0(DEC)15C-1/15P+1の1,500ドルの価値のマイナスオペレーションです。このような規模の違いがVIXOを利用する理由の一つです。別の理由は、同一名義の口座を利用する場合、VIXFでは同じ限月にプラスとマイナスの両方のハンドを同時に持てないからです。VIXOではストライクプライスをずらすことでそれが可能です。さらに、もう一つの理由は、第二の理由とも関係ありますが、VIXO ではハンドの組み替えを自由にできることです。)

VIXO(NOV)14C-1 @2.20 /VIXO(NOV)14P+1 @1.95
VIXO(DEC)14C+1 @2.50 /VIXO(DEC)14P-1 @ 2.05

C-1/P+1//C+1/P-1は合計4つの個々のハンドを組み合わせたオペレーションで面倒だと思われるかもしれませんが、私の経験から言えば、実際には10C-1/10P+1より執行が速くフラストレーションはありません。

VIXOは無理に実行しなくても結構です。
マトリックス2の価値も十分魅力的です。

VIXF(JUL)は10.60まで減少しました。しかし、JULはまもなく期日を迎え消滅します。
次に、VIXF(1)に“循環する”VIXF(AUG)は7/14現在で12.00ポイント。そのままスライドするなら、AUG^JULが目に見えない“利益”として△ABCに関連するマトリックス2のシンボルの価値に加わります。小さな“バブル”(泡)です。それを狙い打つようにハンドを仕掛けてもいいでしょう。

7・14現在のマトリックス1、マトリックス2及びレクタングルです。参考にしてください。

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
JUL AUG SEP OCT NOV DEC
VIXF(6) DEC 14.40
VIXF(5) NOV 14.20 0.20
VIXF(4) OCT 13.70 0.50 0.70
VIXF(3) SEP 12.95 0.75 1.25 1.45
VIXF(2) AUG 12.00 0.95 1.70 2.20 2.40
VIXF(1) JUL 10.60 1.40 2.35 3.10 3.60 3.80
VXX VIXY VIIX TVIX XIV VXZ VIIZ TVIZ ZIV
ZIV 72.66
TVIZ 14.38 58.28
VIIZ 7.56 6.82 65.10
VXZ 21.84 -14.28 -7.46 50.82
XIV 88.19 -66.35 -80.63 -73.81 -15.53
TVIX 18.67 69.52 3.17 -11.11 -4.29 53.99
VIIX 20.27 -1.60 67.92 1.57 -12.71 -5.89 52.39
VIXY 10.00 10.27 8.67 78.19 11.84 -2.44 4.38 62.66
VXX 12.01 -2.01 8.26 6.66 76.18 9.83 -4.45 2.37 60.65
VXX VIXY VIIX TVIX XIV VXZ VIIZ TVIZ ZIV
VIXF(6) -2.39 -4.40 5.87 4.27 73.79 7.44 -6.84 -0.02 58.26
VIXF(5) -2.19 -4.20 6.07 4.47 73.99 7.64 -6.64 0.18 58.46
VIXF(4) -1.69 -3.70 6.57 4.97 74.49 8.14 -6.14 0.68 58.96
VIXF(3) -0.94 -2.95 7.32 5.72 75.24 8.89 -5.39 1.43 59.71
VIXF(2) 0.01 -2.00 8.27 6.67 76.19 9.84 -4.44 2.38 60.66
VIXF(1) 1.41 -0.60 9.67 8.07 77.59 11.24 -3.04 3.78 62.06