How to use cards and Number Operation as a card game
「『これまで再三繰り返し「ナンバーオペレーションは“相場”ではない。」と述べてきたのは、ナンバーオペレーションは初めから最後まで概念(思考)としての数値・価値を扱い、株式の値段(価格)、商品の値段(価格)、先物の値段(価格)、オプションの値段(価格)、通貨の値段(価格)、債券の値段(価格)、土地・建物の値段(価格)といった実体のある価値を扱って行う売り・買いの行為とは根本的かつ本質的に異なるからです。』と述べました。
では、ナンバーオペレーションにどのようなイメージを持って取り組んだらいいのか・・・これまで私がカードゲーム(ポーカー)の例をあげて説明してきました。それは私自身がそのようにして取り組み実践してきたので私の経験を語っているのですが、私の考えは今も変わらずむしろそのようなイメージが私の中で増幅しています。私の考えやイメージを皆さんに押し付けるつもりはないのですが、ポーカーからナンバーオペレーションについて多くを学べるのは確かです。私の周りにナンバーオペレーションで成功している人が幾人もいるのですが、彼らは皆ポーカーを習いながらナンバーオペレーションを実践しているようです。会員の皆さんにポーカーを習えとはまでは言いません。しかし、カードゲームのイメージを持つといいというのは自信を持って言えます。
カードゲームにはポーカーの他にブラックジャックがあります。ブラックジャックはより数学的でナンバーオペレーションの習得にはむしろブラックジャックを習う方が適しているのかもしれません。問題はブラックジャックの著書が少ないことです。“ブラフ”といった心理面のことが含まれているポーカーはやはりナンバーオペレーションの実践的技能を身につけるのに適した教材だと私は思います。
Annie Duke/John Virhaus著“Decide to Play Great Poker” (邦語訳のタイトルは『ステップアップポーカー』)をお勧めしているのはそれが一貫して合理的に物事を思考することに基づいた方法について述べているからです。純粋に数学のみに基づいて稼ぐということはどういうことなのか、自分のやっていることに合理的な理由があるのか、自分が何をどのような理由でやっているのか説明できるか、自分が今直面している状況を合理的な思考に基づいて説明できるか・・といったことが述べられています。
ナンバーオペレーションでは数値や価値の変化に反応するのではないのです。合理的な思考に基づいてアクションを取るのです。オペレーションを実行する前にそれが利益をもたらすことを合理的な思考に基づいて決める(判断する)ことです。
Annie Duke/John Virhaus著“Decide to Play Great Poker” (邦語訳のタイトルは『ステップアップポーカー』)において、ポーカーは不確実性を減らすこと最も重要なことだと述べられています。
少し乱暴に聞こえるかもしれませんが、ナンバーオペレーションでは不確実性は存在しません。数値や価値の構造が一時的に歪むことはあっても本来の構造が最終的に維持されるという意味では確実なゲームなのです。数値や価値が最終的にどこに流れるか決まっています。それは自然界における川の水の流れが決まっているのと同じです。
“ブラフ”は一時的な歪みを生じさせます。
“ブラフ”の現象の渦の中にどっぷり浸かってしまうと合理的な判断に支障をきたします。渦の外に出てみればそのような現象は“確実性”の中にあることがわかります。
深確実性を作っているのは多くの場合自分自身です。
ハンドのバランスが悪かったり、手持ちのキャッシュの余裕がなく窮屈になってしまったり・・・そのような状況を作っているのは自分自身なのです。
カードゲームのイメージを持って取り組んでいるといっても、実践面においては、私は2種類のカードを持っているだけです。一つはマトリックス1、マトリックス2及びレクタングルの3つの表を書き写してそれに記しやメモ書きを記入したカード。このカードは情報カード1枚で日々更新しています。もう一つは、新規のオペレーションを実行した後に残っているハンド(例えば、VXX-100/VIXO(JUN)11C+1・・、VIIX-100/VIXY+100などのオペレーションを実行した記録)を記入したカードでその量が多い場合は、数枚以上に及びます。複数の口座がある場合は口座ごとに分けます。そして、口座ごとに、CASH(キャッシュ)、MGN(マージン)、NL(純流動資産額)、CAF(使用可能資金額)を記載しています。CASH、NL、CAFの数字もナンバーオペレーションが扱うべき重要な価値としてみなします。