Poker and Number Operation

発行日:2017年04月25日

ナンバーオペレーションは決してギャンブルや一般に相場として理解されているマネーゲーム(スペキュレーション)の類ものではありません。私自身はカードゲームをイメージして取り組んできました。私のイメージの中ではナンバーオペレーションはカードゲームなのです。私は様々なポーカーに関する著書を読み、ポーカーから多くを学びました。

“Decide to Great Poker” (邦語訳『ステップアップポーカー』)は今の私にとってバイブルとも呼ぶべきナンバーオペレーションの教本です。同書のChapter 8 (第8章)にこのような件(くだり)があります。

「あなたが数学のみに基づいて稼ぐということが、どういうことかまだよく分からないのであれば、こんな言い方で説明させてください。」

経験を積んで技能が向上してくるとその技をさらに磨こうとますます意欲が湧いてきます。それは
十年選手でも変わりません。はじめての方にはピンとこないと思いますが、今からこのような話に耳を傾けて目指す方向を遠くに定めておいてください。

「あなたが数学のみに基づいて・・・」に続く内容はナンバーオペレーションには全く関係ありません。しかし、そのような文章からポーカーが数学的ゲームであることが推測できると思います。

同様に、ナンバーオペレーションも数学的ゲームです。ナンバーオペレーションの経験を積みここまで実績を上げている方なら理解されているはずです。マトリックス1、マトリックス2及びレクタングルに含まれた数値や価値の繋がりを示したフォーミュラを思い出してください。それらには数学的なつながりがあります。

そう、ナンバーオペレーションもポーカー同様、数学のみに基づいて稼ぐことができるのです。

下に掲げたマトリックス1をご覧ください。

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
MAY JUN JUL AUG SEP OCT
VIXF(6) OCT 16.35
VIXF(5) SEP 15.90 0.45
VIXF(4) AUG 15.15 0.75 1.20
VIXF(3) JUL 14.80 0.35 1.10 1.55
VIXF(2) JUN 14.25 0.55 0.90 1.65 2.10
VIXF(1) MAY 14.30 -0.05 0.50 0.85 1.60 2.05

現在のVIXF(1)はMAYです。MAYがVIXF(1)移行する前はAPRがVIXF(1)でした。APRの数値の変化を観察されていた方はご存知だと思いますが、APRの数値はそれが期日を迎える直前に激しく変化しました。

VIXF(1)〜VIXF(6)の数値とそれらの数値からなる価値は基本的に安定した構造を保っています。そのような安定的な構造を利用して私たちは容易に稼ぐことができます。しかし、つい先日APRの数値の変化を見てわかる通りそのような構造は・・・頻繁に起きるわけではありません。“時々”というほどの頻度でもありませんので、”稀に“といった方がいいかもしれません。・・・歪むことがあります。そのような”歪み“は大抵一時的に短期間のうちに戻ります。APRもそうでした。

下のグラフはAPRが期日を迎える前1週間(営業日数ベース)の数値の変化を示したものです。

下のグラフは同時期のVIXF(2)^VIXF(1)[=MAY^APR]の価値の変化の推移を示したものです。
青色の領域の面積の変化がそれを表しています。

上記のグラフにおいて示した時期のAPRの数値の変化やMAY^APRの価値の変化はポーカーに喩えるなら“ブラフ”に相当します。ブラフには2つの種類があります。一つは弱いハンド(カードの組合せ)を持っているのに相手には強いハンドを持っていると思わせることです。もう一つは本当に強いハンドを持っていて相手にブラフを仕掛けていると思わせることです。

ナンバーオペレーションにも2つのブラフがあります。
上記のAPRの例は前者のブラフです。それは、短期間(数日程度)で基に戻ってしまうような数値や価値の突然の大きな変化です。後者のブラフは前者のブラフだと思っている実践者にダメージを与えます。短期間で終わるものの数日程度では済まないケースです。

ナンバーオペレーションではいずれのケースも予測できませんし見破ることもできません。
ナンバーオペレーションはポーカーのように相手がいて競っているわけではありません。だから、ポーカーになぞって話をしてもそのようなイメージが持てないかもしれません。そこで、数値や価値といった“数”そのものを競技の相手だとイメージしてみてください。あるいはご自分と競ってください。誰かを打ち負かすというのではなくご自分の知恵を絞り出して数値や価値を操作するのです。そのような“操作”(=オペレーション)がカードゲームのカードの組み替えに相当します。

“ブラフ”に対抗するにはどうすべきか・・120枚のカードを使いこなす。それが私の答えです。面倒で難しそうに思われるかもしれませんが、実は、それほどでもありません。ナンバーオペレーションで最も手ごわいのが“ブラフ”です。逆に言えば、それに対抗できる手段を持てば、これほど面白いように稼げるゲームはありません。