options, derivatives and values in Matrix 2

発行日:2017年04月11日

下に掲げた表はマトリックス2です。それをご覧ください。

VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
TVIZ 21.31
VIIZ 9.15 12.16
VIXM 32.03 -22.88 -10.72
VXZ 26.43 5.60 -17.28 -5.12
UVXY 15.50 10.93 16.53 -6.35 5.81
TVIX 37.92 -22.42 -11.49 -5.89 -28.77 -16.61
VIIX 27.70 10.22 -12.20 -1.27 4.33 -18.55 -6.39
VIXY 13.72 13.98 24.20 1.78 12.71 18.31 -4.57 7.59
VXX 16.45 -2.73 11.25 21.47 -0.95 9.98 15.58 -7.30 4.86

マトリックス2は表に含まれた“数”(価値)だけを見ても分からないと思います。分からなくて当然なのです。以前は、マトリックス2の枠の中で数値と価値の関係について見ていましたので、VXX/VIXY/VIIX/TVIX/UVXY/VXZ/VIXM/VIIZ/TVIZ の9個の“数”を数値と呼び、それらの9個の“数”の組合せによってつくられた他の36個の“数”を価値と呼んで区別していました。

マトリックス2はマトリックス1との関係においてこそ意味を持ちますので、マトリックス1に含まれた数値と価値によってつくられた9個の“数”(VXX/VIXY/VIIX/TVIX/UVXY/VXZ/VIXM/VIIZ/TVIZ)は改めて価値と呼び直すことにします。すなわち、マトリックス2に含まれた45個の“数”はすべて価値で直接的・間接的にマトリックス1の数値及び価値と関わりを持っています。

ナンバーオペレーションはオプションの概念を利用しています。また、VIXO(=VIXオプション)をオペレーションに利用します。しかし、ナンバーオペレーションの習得のために始めての方もあらためオプションを学習する必要はありません。

以前私はVXXやVXZについて「新型オプション」と呼んで説明したことがありました。それはオプションの知識がある方に向けた説明でした。VXXやVXZには証券取引所に上場して取引されている「上場オプション」が存在します。例えば、VXXコールやVXXプットといったものです。一方で、私はVXXやVXZは形態として株式と同じ仕組みを持つ有価証券としてつくられているもののそれら(VXX及びVXZ)自体がオプションだと述べました。

そのような説明をすれば、あらためてオプションについてお話しせざるをえません。
オプションとは何か・・・・この本質を知る必要があります。
上場オプションはコールやプットは形に過ぎません。本質はデリバティブ(=”derivatives”)にあります。デリバティブは日本語では「金融派生商品」と訳されていますが、その言葉には何の意味もありません。”derivatives”(デリバティブ)は数学や物理学の概念です。オプションはそれを代表する言葉として理解すべきです。

”derivatives”(デリバティブ)の本質は概念にあります。すなわち、それは思考です。
表現を変えると数学や物理学をベースにして“数”に手を加えて新たな価値を生み出すことです。マトリックス2に含まれたVXXやVXZはまさにそのようにして手を加えられて生み出された新しい価値なのです。VXXやVXZ以外の他の7個のシンボル(VIXY/VIIX/TVIX/UVXY/VIXM/VIIZ/TVIZ)の価値も同様です。VXX及びVXZに7個のシンボルの価値を加えた9個の価値にさらに手を加えてつくられた他の36個の価値を同様にデリバティブとして扱うことができます。

オプションはデリバティブを代表する用語に過ぎません。
オプションの歴史を見れば上場オプション以前にオプションの概念が存在してことがわかります。それは当時最も画期的なデリバティブでした。「新型オプション」は決して“新型”ではなく、実質的は上場オプションより古いのです。

先週“イルージョン”の話をしました。デリバティブは概念的にイルージョンと関係しています。

「マトリックス2」を利用したオペレーションについてはさらに踏み込んでお話ししていきたいと思います。