Supplementary

発行日:2017年02月24日

OCFCレポート今週号(no022417)の<WEEKLY MESSAGE>において”資金使用率”について述べました。それを読み返してみて、その内容は会員の皆さんにとってミスリーディングの(誤解を誘う)恐れがあると感じました。そこで、このSupplememntary (補足)を添えることにしました。

”資金使用率”は適宜調整することができます。その範囲は0%(ポジションを持っていない状態)〜100% (資金が許容する限度までポジションを取っている状態)です。「”資金使用率”を限りなく100%に近づける」というのは「収益率の最大化を図る」という意味です。実際に100%にする必要はありません。また、”資金使用率”は変動値です。常に変化しますし、自分で調整して変えることができます。

経験を積むに従い、また、実績を積んでくると、収益率をさらに上げたいという意欲が湧いてくると思います。”収益率”とは”新しい価値”の製造率を意味します。
また、「”資金使用率”を限りなく100%に近づける」というのは「資金の有効な活用率の最大化」を図るための努力を意味します。

私は初めて「ナンバーオペレーション」を実践される方に対して、ブローカーが維持しているポジションに関して、資金の使用を制限(拘束する)マージン(保証金)とは別に「リザーブ資金」を考慮することを勧めます。「ナンバーオペレーション」で扱う「数値」や「価値」の日々の変化は決して小さくないので、実践の際ににそれに驚いたり不安を覚えたりあるいは翻弄されたりすることのないように厚めの資金でガードするという配慮からです。

それは資金効率がいいとは言えないのですが、それにもかかわらず、決して悪くない収益率(”新しい価値”の製造率)を確保できます。

しかし、少しずつ経験と実績を積んでくると、やがてこのように思うはずです。もっとうまくやれたんじゃないか、と。「もっとうまくやれたんじゃないか。」というのは、「もっと稼げたんじゃないか。」、「より高い収益率を確保できたんじゃないか。」という意味ですが、それは自然な考えです。

では、”もっとうまくやる”にはどうしたらいいのか。
それに対する私の応え(”答え”ではありません。私の経験に基づく”応え”です。)が
<WEEKLY MESSAGE>に掲げた内容です。

一定の経験を積み、「ナンバーオペレーション」で扱う「数値」や「価値」の変化に慣れ、オペーションの執行にも慣れた段階で、「リザーブ」は外して結構です。そのかわり、総合的に(=オペレーションを執行し保有しているポジション全体について)、マージン(maintenannce margin)を取引画面で確認してください。マージンとは私たちがポジションを維持している間口座内の資金のうちブローカーによって使用を制限されている部分です。

IBのマージン率は時に合理的だと考えられる水準より高いと感じることがありますが、概ね合理的に算出されていると思います。例えば、VXX-10のポジションに対するマージンよりもVXX-/VXZ+のポジションに対するマージンは低くなります。また、VIXO10C-1のポジションよりもVIXO10C-1/VIXO10C+1のポジションの方がマージンは低くなります。

以上から、マージンベースで資金使用率を計測していいのではないかと私は考えます。

さらに、CASH AVAILABILITY (=キャッシュ・アベイラビリティ=利用できるキャッシュ)を確認してください。CASH AVAILABILITYは上記の資金使用率の反対です。残っている資金の率です。つまり、資金使用率が0%〜100%なら、CASH AVAILABIITYはその逆の100%〜0%になります。CASH AVAILABILITYを極限(0%)にするのと資金使用率100%は同じです。

「CASH AVAILABILITYが0になったらどうしますか?」
・・・このようなことは問うまでもありません。保有しているポジションの一部を決済してavailableな(利用できる)CASHを捻出すればいいのです。

CASH AVAILABILITYが極限であることは手持ち資金が全て活用されていることを意味します。しかし、より重要なことは、ポジションの内容です。120個の「数値」と「価値」を全て利用する意味はそこにあるのです。そして、バランスよく多くの異なる種類のオペレーションを実行することを私は勧めます。120個「数値」や「価値」が自在に扱えるようになると「ナンバーオペレーション」は完全に皆さんの”生活の友”に変わるでしょう。

この記事の続きは有料です。